第24回 モデラーズクラブ合同作品展報告

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2013年5月18、19日(土、日)、ツインメッセ静岡にて開かれた第24回モデラーズクラブ合同作品展に、車談呆人 カー模deリング GARAGE24」、及び「伝説のカーモデルコンテスト同窓会連盟」のメンバーとして作品を展示しました。

 

写真はその二つのブースです。

「伝説のカーモデルコンテスト同窓会連盟」のメンバーの中には会場で初めて顔を合わす人も多く、まずは自己紹介からスタートし、積もる話をたっぷりと・・・と言う流れ。またタミヤの人も数多く立ち寄ってくれたり、静岡新聞の取材を受けたり、本籍地の「GARAGE24」も相変わらず の集客力で・・・ってことで、今年は二日間会場にいたにも関わらず、よそのサークルを巡回して作品の数々を撮影する時間がほとんどありませんでした。

今年は自分達の作品中心に紹介させていただきます。

 

 伝説のカーモデルコンテスト同窓会連盟

このサークルの結成の経緯についてはこちらをご覧ください

ちなみに上のバナー、会の名称自体は私と「トリノのIさん」が考えたものですが(※)、イラストは「ひろポン」さん、ロゴは「ミーヤン」さん、そして英訳は「ミーヤン」さんの奥さん(翻訳業)と、「プロ」の協力で作られています。

年号を入れて来年以降も参加する意思を表しています。イラストは毎年変える予定です。

※名称は、
「伝説の自動車模型連盟」
「伝説カーモデラーズユニオン」
「伝説のモデラー今昔」
「レジェンドカーモデラーズ」 
果ては
「幻の名工達の足跡と、40年を経て尚、消える事の無い三つ子の魂と焔!」
とか色々くだらないのを考えた末にこうなりました。

ところが出展を事務局に申し込んだ後、しばらくして
「あのコンテストって、”カーモデルコンテスト” じゃなくて ”モデルカーコンテスト” だったよね」
と気づいたものの、すでに会場案内図には名前が印刷されていて、今更どうにもならず。
 

1/12、1/18のカーモデル、1/6のバイク中心の展示は迫力があり、来訪者が絶えることがありませんでした。

 

第4回 準特選のBMWサイドカー

「F」さんは39年前に17歳。

サイドカーはバルサの積層削り出し。しかも塗装はハンブロールの筆塗りです。

第5回特選のロータス74

「K.K田」さんは(38年前に22歳)。

フルスクラッチのすごさをご堪能ください。

第3回 佳作のフェラーリ312BP

「K.K田」さんは41年前に20歳。

ボディーはバルサ材を「切った・貼った・削った」して仕上げています。

第3回 佳作のN360レーシング

「ミーヤン」さんは41年前に18歳。

作品は奇跡的に保存されていましたがバラバラ状態だったので、今回壊れた部分をレストアし、ほぼ当時の姿を回復しての持ち込みです。

第2回 参加のGC2Lスポーツ

「Y.U野」さんは42年前に10代。

写真選考で残念ながら予選落ち。でもそれを大事に現存してあるってすごいじゃないですか。

「Y.U野」さんはその後大学を出てタミヤに就職。1/12F1キットの企画設計にも携わったそうです(現在は退職されています)。

第5回一次審査通過の240Z

「Y浦」さんは39年前に10代(だったはず)。

それにしても40年近く前のレベルとは思えません。

 

「Y浦」さんは飛び入り参加。

初日の朝、
「私もコンテストに参加した作品を持ってきたんですが、展示してよろしいでしょうか」
とやってこられました。

結局二日間私たちのブースに止まり、夜の飲み会にも参加してくださり、あっという間に40年来の友人のようになりました。

実はこの作品、写真と書類による一次審査を 通って二次審査に進んだものの、荷物を宅配したことで大破し、本審査の対象外になったという悲しい過去を持っています。

もし審査を受けられたなら十分入選以上を狙えたのではないかと思うレベルですが、それは叶いませんでした。

「Y浦」さんはその後はほとんど一人で模型作りを楽しんでおられたそうで、多くの人の前に作品を並べるの経験は初めてとのこと。

その場所が世界最大級の展示会、しかも来場者の注目を浴びて写真を撮られまくりになるとは、誰が予想できたことでしょう。

この240Zもきっと喜んでいることと思います。

この会の発起人である「トリノのIさん」はお仕事の都合で イタリアから帰国できませんでしたが、制作途中のRCエンジンカーを送ってきました。

ボディーはタミヤのZですが、FR駆動、ボンネットはアルミという凝った作りになっています。

来年は本人ともども完成された姿を披露かな・・・。

コンテストの参加者ではありませんが、趣旨賛同者として「N上」さんが多数の1/18完成品を持ってきてくれました。

「N上」さん も私たちと同年代。

来年以降も参加を約束してくれましたよ。

同じく趣旨賛同者、「世界ブラックマント同盟」メンバーの「めが」さんです。

1/12モデルは一台作るのも大変ですが、「めが」さんの完成品の数は半端ではありません。

そんなストックの中からこの二台(正確には小さいのも入れて三台)を提供してくださいました。

ローラはわざわざこのためにデカールを貼って日本GP仕様に、またカレラ10もお化粧直しをしてくださいました。

最後は第1回コンテストにマトラMS10で入選している「M.K喜田」さん の作品群。

「M.K喜田」さんは43年前に33歳でした。

そのマトラは、行きつけの模型屋に展示しってもらっていたところ、十年以上経って気づいたら店は廃業していて、マトラも結局行方不明になったとか。 

その代り、ものすごくたくさんのF1キットを持参してくださいました。

F1はタミヤだけじゃなく、プロターもあります。

タミヤの312Bと比べるとボディーの太さが全く違いますね 。

「M.K喜田」さんはこのような古い 作品も持参。

平野初代編集長の頃の「モデル・カーズ」で見開き記事でとり上げられたくらいに貴重なものだそうです。

第一回、第二回のコンテストの様子は、この二つの雑誌で特集されましたね。

当時の少年たちがこぞって買い求めた懐かしい本です。

タイレル6輪は、私がタミヤよりも半年ほど早くスクラッチしたもの。

お笑いネタとして持参しましたが、結構評判良くてびっくり。

初日に静岡新聞の取材がありました。

もしかしたらと翌日朝、コンビニに寄って新聞を確認したら・・・、

何と! 私たちのサークルのことが出ているではありませんか。しかも私の名前と年齢まで。

200以上ある参加サークルの中で、なぜ私たちがとり上げられたのか・・・、謎です。

この他、初日には「N島」さん(二十代の方)が1/12のミニや1/24のキットを持参してくれました。ありがとうございます。

なお発起人の一人、「ひろポン」さんはご親戚の結婚式で、作品だけの参加でした(写真、撮ってませんでした。ごめんなさい)。

GARAGE24

「KAD」さんのフォード F1 ピックアップ。

最近の車種もいいけれど、ピックアップと言えば、やっぱりこういう形が本流ですねぇ。

「n-hirobe」さんのフォルクスワーゲン タイプ2。

この何とも言えない緑の色がいいね・・って言う人、結構いましたね。

VWマークを自作したり、ヘッドライトも全く別のものに置き換えたりと、手が込んでいるんです。

「さかもっちゃん(茶菓餅さん)」のFT-86ピックアップ。

ドアを短くしたり、全長(リアのオーバーハング)を伸ばしたりして、ピックアップとしてちゃんと成立するように作っています。

そういうところを適当にやっちゃうと、こんなリアルな感じにはならないんですね。

「mon」さんのスバル・ブラット3。

インプレッサベースのピックアップです。

”ブラット3”なのは、スバル・ブラットには初代ベースと二代目ベースのものがあるからです。

「mon」さんのダッツン720(アオシマ)。

これも「mon」さん。

ダッツンとともに旧作ですが、こういうの、いっぱい持てるって・・・好きなんだな。

私のワスプ。

結構褒めてもらえたのが嬉しかったですが、7割方はテレビと洗濯機ですね。

「さかもっちゃん」のプジョー205T EVO。

「さかもっちゃん」のメインストリートはラリーカー。この車種も前から作りたかったとのことで、気合の入り方が違います。

「nagaさん」のFT-86 CUSCO。

最初に掲示板で完成報告を受けたとき、私はこれが架空の痛車だと思ったんです。

でもそれにしてはデザインがまとまっているし・・・。

そう、これはちゃんと実在するラリーカー。まさに「nagaさん」にとって、ど真ん中ストライクの車だったわけです。

気合の入った完成作品になりましたね。

「さかもっちゃん」のホンダZ。

キットはかなり「コレジャナイ感」を醸し出しているんですが、ノーズを加工したり色々して、ずいぶん本物のイメージに近づいてます。