ポルシェ935 その4 ドライバーフィギュア

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さて、ドライバーフィギュアです。

まずは手持ちの資料の中から使える写真を見つけ出して眺めます。

シールドやホックを作りたい気持ちが出てくるところを「ぐっっっ」とこらえます。

ヘルメットの前後を接着し、顔の周りなどに彫りこみを入れたり、各部を整えた後、サフを吹きます。
今回、思い切ってタミヤの「モデリングブラシ」を買いました(1600円だから一本だけ)。

 

 

今までは500円程度の面相筆を使っていましたが、果たしてそれより使いやすいんでしょうか・・・。
まず、濃い目に調色したオレンジ系のラッカーを全体に吹きました。

次からはタミヤのエナメルを使います。

白目にグレーを入れ、

白目の周囲に墨を入れ、

青目を描き、

最後に青目にスポットを入れました。

・・・「モデリングブラシ」、なかなか「買い」です。

 

この後は肌に濃淡をつけていきます。

陰影をもっとつけたいのですが、これ以上勇気が出ない小心者でございます。

 

球体に平面のデカールを貼れば、必ずこうなりますので、蒸しタオルや、前回紹介したマークセッターを使ってなじませて行きます。
乾燥後は車のボディーと同じように「クリアー」→「研ぎ出し」と進みます。
何だかんだと言いながら完成です。

・・・・自分ではあんまり満足してませんが、まあ、今回はこのあたりで許してやるとするか・・。

こうやってデジカメで撮ると、ギザギザなんかもわかっちゃいますが、肉眼ではそれほど「アラ」は感じないし。

ちなみにドライバーの「ヨッヘン・マス(Jochen Mass)」ですが、この年(1976年)には、F1ドライバーとしてジェームズ・ハントとともに「マクラーレンフォードM23」に乗っております。
「ヨッヘン(Jochen)」は愛称で、本当は「Joachim(ヨアヒム)」のはず。 「聖ヨアヒム」は聖母マリアの父です。

「マス(Mass)」「missa(ミサ)」のこと。

ちなみに「Christmas(クリスマス)」「Chirist(キリスト)」「mass(マス)」に分解できますね。

「missa(ミサ)」の意味は色々あるようですが、ここでは簡単に「神の言葉を伝え広めること」と理解してください。

だから、

「mission(ミッション)」は日本語では「伝道」となり、これが「布教活動」を経て「作戦」を意味するようになり、
「message(メッセージ)」は何かを伝えることになり、
「missile(ミサイル)」は「キリストの教えを世界にばらまく」から来ているんです。

そーなんです、伝道師(Evangelist)さん。

・・・・もうすぐクリスマスですねえ。