1/12GT-Rの組み立て その10 室内の仕上げ

 次の工程へ   前の工程へ   工作机INDEXへ 
10月1日に「新潟モデラーズ倶楽部」が主催する展示会にゲスト出品してきました。

私は会員ではないんですが、10年くらい前から参加するのが恒例になっています。最近は大型商業施設の一角を借りているので、見に来るのは買い物に来た親子連れなどが中心。

 

子供さんや女性にはマニアックな車種は全く受けないので、「ルパン」や「クリィミーマミ」などが必要になります。

また「パルサー」は「昔乗っていた」という年配の方から声をかけられました。

今後「アニメ」「国産旧車」方面もさらに充実していきたいなと思いました。

会場でメンバーの方から、

「(同じフロアの)書籍売り場でカルソニックGT-Rを特集した雑誌が売ってたよ」

と教えられ、早速購入。

ご覧のように三台のカルソニックGT-Rが紹介されています。その三台は、

・1989年のテストカー
・1990年度実戦参加車
・2002年に新造されたもの(動体保存)

で、他の雑誌やネットなどでよく見る個体は2002年の新造車です。

今作っている共石もエンジン部分や内装はこれをベースにしています。チームが違うと中身も相当違っているんでしょうけど、資料がないのでしょうがない。

 

さて、内装を続けます。

レース仕様のGT-Rはサイドウインドウの開け閉めが手巻き式になっているので、こういうのを作ります。

このあたりに挿します。

そうなるとドアのモールドがちょっと簡単すぎるのが気になってしまって・・・、

少々いじりました。

このキット、図体はでかいものの、組み立て性優先でパーツ数も少なく、あちこちが簡略されていたり、適当だったりします。

ちょっといじると良くなる部分があちこちにあるんです。

 

でも今回の主な目的はボディーラインの修正ですから、そういうところは目をつぶって完成を急ぎたいところですが、掲示板である方からご指摘と言うかアドバイスをいただいたので、そこも修正することにしました。

 

問題の個所は、

A.メータークラスターボタンの形が変

B.ライト、ワイパースイッチが逆ハの字

C.サイドデフロスターの吹き出し口は本当は楕円

です、AとBはキットの問題、Cは私のミスです。

と言うわけで、やり直します。
ずいぶん良くなった。

アドバイス、感謝感謝です。

その他の部分も順次進めています。
シートベルトなんか、普通は最後の最後にやるんですが、パイピングとの干渉が起きる可能性がないとも言えないので、今のうちに済ませました。
続いてメーターです。

キットではこのデカールを貼ることになっていますが、ちょっと華がない感じ。

そこでカーボンデカールの上にメーターデカールをコピーしたものを重ね、メーター部分を切り抜きます。

こういうのができましたので・・・、

メーターデカールに重ねます。

また、針などは適当に色を注します。

焼き鈍した真鍮線をペン軸などに巻きつけて、リングを作ります。
これを接着し、メーター部分にエナメルクリアーをたらせば出来上がり。
この所も結構頑張りました。
ダイヤルを一個追加します。

プラパイプ、プラ棒、そしてタミヤの1ミリ角棒(写真の左側)を熱して引き延ばしたものを組み合わせてこんなのを作ります。

形を整えて・・・、
塗装すると、こんなのができます。
ここにはまります。

ブレーキの前後バランス調整ダイヤルだそうです。

ダッシュボード周り、ほぼできました。
車内もいくつかパイピングしてます。
E-TSコントローラーも本当は配線したいところですが、あんまりよくわからないし、面倒なので省略。

ECU(エンジンコントロールユニット)はちょっとそれっぽくしました。

実際はこんな感じじゃないんですが、このバーツが電気制御に関わっていることを示す「記号」です。

そして塗装したドアをあててみます。

ちょっといじった「掴み手」部分の効果はあるようです。

最後に二つほど部品を作ります。

まずはプラ板とプラパイプからこんなのを作り・・・、

長さを整えます。
もう一個こんなのも作ります。
さらに色々やって塗装。
これはニーパッド。左右の膝を押さえる道具。
バネの部分は0.2ミリの真鍮線を焼きなまし、くるくる巻いて作りました。
これで室内、ほぼ出来上がりです。
まだ色々やりたいんですけど、時間もかかってるし、このあたりでおしまいにし、次はエンジンの塗装に入ります。

1/12GT-Rの組み立て その10 室内の仕上げ

 次の工程へ   前の工程へ   工作机INDEXへ