ベンツ430 窓枠の塗り分け

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窓枠です。

この部分はブルーを塗ってから黒を塗り、そしてクリアーを吹いて研ぎ出しと進んでいましたから、最後に艶消しクリアーで仕上げる必要があります。

このようにマスクしてからボールペン(黒でない方がいいでしょう)で線を書き・・・、
マットに置いて、フリーハンドで切り抜きます。

フリーハンドで大丈夫なのかとの心配はほとんど無用。マットが適度な抵抗となって結構上手く行くんです。

もしラインを外れても貼る時に調整はできますので、滑らかにカットして行くことに注意すれば何とかなります。

サイドも同様です。
気合を入れて滑らかに滑らかに・・。

もし失敗したら何度でもやり直す。

マスキングしたら艶消しクリアーです。

 

 

この方法は前回のプリメーラから始めているのですが、何でこんな手間のかかることをしているか・・。

その理由を表にまとめてみます。

 

●これまでやっていた窓枠塗装方法、そのリスキーな部分
 

工 程

リ ス キ ー な 部 分

1 ボディーを塗装する  
2 クリアーを吹く  
3 研ぎ出しする  
4 マスキングしてカッターで切り抜く クリアーなどを吹いて塗装がそれなりに厚くなっている状態でカッターを当てると、塗装が欠けるおそれがある。また、溝が埋まり気味なので、刃がすべって溝を乗り越えるおそれもある。
5 窓枠を塗装する  
6 マスキングをはがす もしはみ出したり染み込んだりしていたらリカバリーが面倒。何よりも最後の最後での修正で気持ちが萎える。

●最近の窓枠塗装方法、そのメリット
 

工 程

メ リ ッ ト

1 ボディーを塗装する  
2 軽くクリアーを吹く  
3 マスキングしてカッターで切り抜く まだ塗膜は薄いので、塗料が欠ける心配は少ない。溝も埋まっていないので、カッターがすべってラインから外れるおそれも少ない。
4 窓枠を塗装する  
5 マスキングをはがす はみ出したり染み込んだりしていたらリカバリーは必要だが、↓
6 クリアーを吹く 修正後にクリアーを吹くことで直した部分は目立たなくなる。
7 研ぎ出しする  
8 マスキングする(カッターの刃をボディーに当てない方法で行う) 塗料が欠けたり、うっかりカッターがよれてボディーに傷つける心配がない。
9 艶消しクリアーを吹く もし若干はみ出しても、まずわからない。気分的に楽。
10 マスキングをはがす 二回目のマスキングはそんなにしっかり密着させていないので、スライドマークが持っていかれる心配も少ない。

いつもこうやると決めたわけではありませんが、何よりも最後の最後で失敗するのは嫌なので、精神的にはありがたいかな。

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