ダッジ・チャレンジャー その1 メッキ剥がし

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06年の11月に下宿人の「SHUN1/24」さんの家に遊びに行ったら、彼は何台もアメ車(外国製)を平行制作していました。在庫もすごく持っているんです。

それを興味深そうに見ていたら、「これは結構まともな方だよ。」といただいちゃったのがこれです。

そんな話を「GARAGE24」の仲間にしたところ、彼らも
「こういう機会でもなければストックしてあるアメ車キットを作ることもないだろうなあ」
と言い出し、「GARAGE24」の07年のテーマは「ビッグアメリカン」となりました。

来年の静岡を請うご期待。

 

ちなみに今まで私は数え切れないほどのプラモを作ってきましたが、その中で唯一挫折したのがレベル社の某カーモデルです(ずいぶん前の話ですが)

どう頑張ってもきちんと組み立てられず、最後はゴミ箱にほうり込んで悔し涙を流した経験が心の傷になっています。それ以来、海外キットは作ったことがありません。

で、このキット、やっぱりボディーはゆがんでるは各部品は合わないわ、バリもひどいわで、想定内の大騒ぎ。

 

だが、私もあれから進歩した。

やかんを火にかけ、蒸気を当てながらボディーのゆがみ調整を行い、とりあえず仮組みしたのがこの写真です。

ところで、アメ車の魅力は何と言ってもピカピカのクロームメッキ。

このキットもいくつかのパーツがメッキされていますが・・・、

その状態はあまりにもひどく、このままではどうにもなりません。

今回はメッキ調塗装の練習も兼ねて全て剥がしてしまいましょう。

お決まりのキッチンハイターでメッキを剥がしました。

それにしてもこの下地塗料の塗り方、一体何を考えているんでしょうか・・。

しかもいつものようにクレオスの薄め液に浸けても、なかなか除去できない。半日以上浸けてからブラシでこすってやっとこうなりましたが、プラスチック自体もかなりやられて、表面は荒れ放題になってしまいました。
フロントバンパーなどは、ちょっと力を入れただけで折れる始末です。
こちらはホイールの様子。

この塗料を塗っている作業者には模型心ってものがないのか! ・・・と問い詰めたい。

本来のモールドはなかなかしっかりしているのにもったいないことですね。
ヘッドライトのレンズも見てみましょう。

「お前は今川焼き作ってるのか!」

(私は東京で育ったので、”あれ”を今川焼きと呼びますが、新潟や関西では”大判焼き”がデフォルトみたいですね。)

・・・と、ブツブツ文句を言いながらバンパーなどをフィッティングしていきますが、当然スキマだらけ。

ピンクの↓のように、プラ板やパテで修正しなければならない箇所がいくつかありました。

でも、アメリカ産キットって、何となく実車を作っているようなふしぎな感触があるんですよね。

青い↑のところなんか、上のボディーと下のボディーの継ぎ目と思わせるように上手く表現・・・

・・・してないね。 

 

実車には何の継ぎ目もないね。

おまけにボディーの一部とグリルは一体成型。
わかったよ、俺が悪かったよ。想定内だよ、想定内。

こうやって切断すればいいんでしょ。

 

・・・頼むから普通に作らせてくれ。

 

ダッジ・チャレンジャー その1 メッキ剥がし

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