フィアット500 その2  アニメについて

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フィギュアは難しいと何度も書いていますが、今回もやはり修正のオンパレードになってまして、なかなか工作机の更新まで進みません。代わりにちょっと別の話をします。

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「ルパン三世 カリオストロの城」の制作を始めてから「期待している」とか「こういうシーンを作ってくれ」なんてメールをいくつかいただいています。さすがカリスマ的人気アニメですねえ。

おそらく「カリオストロの城」が好きな人は宮崎駿さんが好きで、ナウシカやラピュタが好きで、島本須美さんが好きで、ジブリアニメにも興味があるんでしょう。 私もその一人と言えるかもしれませんが、ここを見ている多くの皆さんより世代的に上だってこともあり、宮崎アニメを見る視点はちょっと違うかも・・・。

 

私が子供の頃に見ていたアニメの話をします。 

日本最初のテレビアニメ「鉄腕アトム」の放送が開始されたのが1963年、私が8歳の時です。
だから私は最初のアニメ世代と言っても良いかもしれません。 

その後色んなテレビアニメが作られましたが、正直言ってレベルは今と比べられないものが多かった。 

でもそれと平行して作られていた東映動画の劇場版アニメは、子供ながらにも別格の仕上がりだったと感じていました。

 

印象に残る最初の東映動画アニメは9歳の時見た「わんわん忠臣蔵(1963年12月)」です。
友達と吉祥寺の映画館で見ました。今見るとたわいもないお話なんでしょうが、すごく面白かった記憶があります。 

「西遊記(1960年)」「わんぱく王子の大蛇退治(1963年)」などは学校で上映会が開かれた記憶があります。

「太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年)」は宮崎駿マニアでしたら絶対外せない作品ですね。今につながるモチーフが数多く提示されています。
もし見ていない人がいましたらぜひ。きっと「へぇ〜」って驚くと思います。

「空飛ぶゆうれい船(1969年)」では戦車が市街地で暴れるシーンがありますが、これは「さらば愛しきルパンよ(1980)・・・ルパン三世 (TV第2シリーズ)の最終話」の原形でしょう。

 

そういう風にアニメを見てきたものですから、私にとって宮崎アニメは東映動画の延長って意識が強いんですね。

今はこうやって(VHS→レーザーディスク→DVD)家で昔のアニメを見ることができます。でも映画ってのは公開時に映画館で見なければ語れない部分ってのがあると思いますねー。

例えば「となりのトトロ(1988年)」。 これは「火垂るの墓」と同時上映されましたが、その公開時の様子が『ウィキペディア(Wikipedia)』にも書いてあります(↓)。

『となりのトトロ』のような楽しいアニメを見ようと映画館を訪れ、楽しいトトロを見た後に『火垂るの墓』を見て、衝撃を受ける、涙が止まらない、茫然自失で席から立ち上がれない観客が続出したという

はい、まさに私もその「地獄絵図」を体験した一人です。
「トトロ」は良かったんですよ。映画館にはお母さんと子供連れが多かったのですが、観客は大人も子供も全員が画面にずっと釘付け。そして後半、トトロが猫バスを呼び、サツキがこれに乗ってメイを探しに行くあたりはもう大盛り上がり。観客の心が一つになったのを感じました。 

で、その次が「火垂るの墓」。この映画の意味を小さな子供がわかるわけもなく、飽きて席を立ち通路を走り回る小さい子供がいるかと思えば、大人はほとんどが涙を流し嗚咽するという、まさに目を覆わんばかりの惨状が目の前に広がったのです。

 

その時私はどうしていたかと言いますと、実は女の子(大学の時の後輩)を誘って二人で見ていたんですよ(この子とは 「風の谷のナウシカ(1984年)」も一緒に見に行っている)。 
だからその子の前でボロボロ泣くわけにも行かず、映画の世界に入り込まないよう、じっとじっと我慢をしていました。これはもう立派な拷問でしたね。 

そういうことを語れるのは公開時に映画館に行ったからなんですね。 
(同じようにテレビアニメも「当時見た」と言うのは貴重なこと。例えば「鉄腕アトム」の最終回でアトムが太陽に突っ込んで行く衝撃のラストシーン。これも大抵の人は懐かしアニメ特集などで知ったんでしょうけど、もちろん私はリアルタイムで見ています。ひどいショックを受けました)

本題の「カリオストロの城」ですが、映画館では見ていません。当時ルパン自身にあんまり興味がなかったからかもしれません。 

でも今は大好きですね。こうやって大枚はたいてビデオを買ったくらいだから。


(それにしても当時のビデオは高かった。レーザーディスクも普通は9800円くらいしました。今は相対的に安くなったものだなあと思います)

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・・・と別の話題で引っ張りながら二週間、何とか形が決まってきました。
塗装に入る前に、試しに目鼻だけ描いてみて、全体が似てるのかどうか確認してみます。

ルパンの方はキット(断崖)のフィギュアを改造していますが、1/24のルパンの身長(公式では179cm)よりやや大きかったので全体に小さくしています。

しかし、頭の大きさはそのままなので、やや頭でっかちな感じがしますが、今更直す気にもなれず、このまま行きます。

肝心の顔ですが、一般的なルパンの顔と宮崎アニメのルパンの顔がかなり違っているのはご存知のとおり。

最初はひたすら宮崎顔を目指したのですが、どうも上手く行かず、微妙に一般顔の方に振った・・・つもりです。

 

クラリスの方は、目玉にキットのデカールを貼る予定。

そうすれば何となくクラリスっぽくなるでしょう。

首の位置とか目線とか、まだ修正は必要ですが、(毎度のことながら)こういうのってベストを求めると切りがないので、ほぼこのあたりで次に進みます。

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