ポルシェ910 レジンキット その2 ボディー削り

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できるところはやり、できないところはやらないと言いながら、あちこちを削っています。

例えばリアからの眺めですが・・・、

本物はこのように丸みがあるので、かなり修正。

私のポルシェ910のイメージは、「たれぱんだ」がそのままの姿勢で引きずられていくって感覚なのです。

 

ボディーを削って行くことで想定される問題は、クリアパーツとのフィッティング。塩ビ板でできたクリアパーツは修正が効きませんから、早めの段階でボディーに馴染むかを確認しておかなければなりません。

ただしこのクリアパーツ、もともとあまり表面が滑らかではなかったので、ご覧のように型をとって絞ることにします。こうしておけば、もし合わなくても型の方を修正して調整は可能でしょうし。

そしてヒートプレス。

写真はお見せしていないものの、フロントウインドウはなかなか良い感じになりました。

問題はヘッドライトカバーです。自分のイメージに近づけるためのボディーをあちこち削っていますから、 ヘッドライトカバーはぴったり合いません。パーツを絞ってはボディーに重ね、型を削って修正することを繰り返してここまで持って行きました。

一見上手く行っているように見えますが、実は微妙に合っていません。

完全を求めていては先に進みませんから、このあたりで折り合いをつけようかなと思いましたが、やっぱり心残りなので、一からやり直すことにします。

やり方は、写真をご覧いただければお判りでしょう。
パテを盛って、この後滑らかになるよう削ります。
塩ビ板を絞ります。
ちなみに絞りは結構深いので、普通にやっても上手く行きません。

今回は手袋をして深いところをぎゅっと寄せる方法でやってみましたが、案外上手く行きました。熱くて素手ではとても無理ですから。

右のようなイメージです。

試しに一個切り抜いてみたら、見事にぴったり合いました。

ボディーからパテを盛った部分を除去すると、もう再び塩ビ板を絞ることはできません。

切抜きの失敗を考慮し、ヒートプレスはたくさん行っています。

 

以上、かなり手間はかかりましたが、思いきってトライして良かったよ。

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