大滝「たかちゃんマン」2台の制作 その1 下ごしらえ

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2018年10月現在、「80年代前半アイドル風女子フィギュア」の制作で難儀しています。

もともと「シティ+モトコンポ」のセットで2018年の静岡の展示会に並べようと思っていましたが、モトコンポが間に合わず時間切れ。その後モトコンポもできたので、どうせならフィギュアも作ってセットにしようと考えたものの、よく考えたら来年の静岡で再度「シティ+モトコンポ+フィギュア」を並べる わけにはいかない。

静岡は原則新作のみというのが心の「縛り」ですから。

その静岡 、2019年のGARAGE24のお題は「GTとフィギュア」と決まっています。

そこでこのフィギュアを来年のお題に活用することを考えたい。

そうなるとフィギュアに合わせる「GT」としてケンメリ(ヨンメリ:1972年〜1977年)は、まあ年代的にそんなにずれていない。

大滝のこのシリーズには初代ソアラ(1981年〜1986年)もありまして 、時代的にはドンピシャ。
実はソアラもあります。

どちらも昔「パズー親方」からいただいて、大滝好きの私には何よりのプレゼントでした。

ただソアラの方は箱がなく、パーツが完全に揃っていない。

リアタイヤ含め、若干の部品がなかったんですね。

でもボディーはなかなか良く出来ていて、こんなにデフォルメされているのに、しっかりソアラに見えます。

話を戻します。

フィギュアで難儀している理由の一つは上手に複製を作るスキルがないこと。

簡易複製を作る時、おゆまるにパテを押し込んで作るとどうしても上手く行かないことが多いので、精度を上げる方法はないかと考え、そのための練習も兼ねて、UVレジンを使ったタイヤ複製にトライしてみます。

キットのタイヤ(スカイラインのもの)からおゆまるで型を作り、UVレジンを流し込んで固めます。

 

こんな風になりました。
内側が空洞なので、パテを押し込みます。
サフを吹いてみます。

冗談みたいに上手く行きました。

側面の刻印も結構きれいになってます。

これでソアラが作れます。

でも裏側はすごく気に入らない。

このタイヤ、おゆまるの型 をこんな風に割っていたので・・・、
ここがなかなかきれいにできにくいんです。
そこで割り方を変えてみました。
前より作りやすくなった感じ。
と言いながら何度も失敗してるんですが、上手く行ったものに塗装してみます。
左が本物。右がコピーです。
ソアラを軽く組んでみました。
バレないバレない。
ちなみに「ハの字」はこんな風に表現されています。
じゃあこれをある程度進めることにします。
ソアラはこんな風に進行。
よろしいんじゃないでしょうか。
だがスカイラインの方がよろしくない。

このシリーズはスケールモデルではないので、シャーシは共通。

それは別にかまわないんですが、スカイラインのボディーがシャーシとうまくマッチせず、タイヤとボディーの位置がずれてしまいます(向かって右側)。

この他内装もボディーに干渉してしまうんですが、そっちを修正するのもちょっと面倒でした。

特にフロントタイヤの位置が不自然です。
修正は比較的簡単ですし、当時こんなことを気にした人はいなかったでしょうが、もうちょっとちゃんと設計しておいてほしかった。

文句の一つも言いたいけれど、とっくに廃業してるからなあ(※)。

(※以前、事情に詳しい方から聞いた話では、倒産ではなくて廃業とのこと)

ちなみにヘッドライトの形状は若干いじってます。

向かって右がオリジナル、左が修正後です。

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