フォードサンダーバード’56 その3 ウインドウのヒートプレス

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ウインドウはキットのものをそのまま使いたかったんですが、厚みのムラが結構あって、完成後におもちゃっぽくなりそうな予感。

かと言って以前のように削って磨いて・・・という作業もしたくない(あの時はしんどかった)。

そこで今回は塩ビ板のヒートプレスに置き換えることにします(失敗したら知らない顔してキットのものを使うって作戦)

やり方はこのサイトで何度も説明しているので、今更詳しくは書きませんが・・・、
今回はちょっと周囲をパテ盛りして・・・、
ここまでやってから塩ビを絞ることにしました。この方がエッジが丸まらなくて良くなるだろうと思ってのことです。

ちなみに、表面の仕上げはそれほどきれいにしなくても、経験上大きな問題はなさそうです。ただし明らかな凹みや傷は禁物です。

で、やってみたが全然ダメ。
オリジナルのウインドウは、左右がほぼ垂直になるくらいまで曲がっていますが、単純なヒートプレスではそこまで塩ビが回り込まないのです。

左がオリジナルで、右が複製ですが、この辺までやるのが精一杯。

こういう形のものを作るには、「バキュームプレス」というやり方が必要なんですよね。

この際だからその道具(箱とかパンチングメタルとか掃除機のアタッチメントとかが必要)を自作するのも悪くないけど、もっと簡単な方法はないかと考えて・・・、

絞った瞬間に、菜箸で左右から「えいっ」と寄せて密着させてみました。

・・・って簡単に言うけど、コツを掴むまで何回か失敗してしまったのはお約束です。 

上手く行きました。写真の右下がそれです。
窓枠に当てはめてみました。

毎回感じることですが、厚みが均一で向こうの景色がゆがまずに見えると、むしろ何も入っていないようで違和感があります。

 

なおリアの方は曲りも少なく、特に問題なく作れました。

ワイパーは古いアメプラの多くがそうだったように、窓枠にモールドされていました。すでに削り取ってありましたので、作らなくてはなりません。

今回はジャンクを使用。エッチングワイパーなどはむしろキットの雰囲気に合わないのでは?と考え、そうしました。

こんな感じで当てはめます。 後は少々たっぷり目にサフを吹いてからメッキ調塗装をする予定。
ボディーでどうしても気になったところを若干修正し、いよいよ塗装にかかります。

フォードサンダーバード’56 その3 ウインドウのヒートプレス

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