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  エスコートin'79RACラリー
 
 

1979年11月18日、ロンドン北西250キロの小さな街チェスターは「フォードの8連勝なるか!?」が大きな話題となっていました。'80年からファクトリーラリー活動を全面休止するフォードにとって'79RACラリーは是が非でも勝ちたいラリーでした。

フォードはミッコラ、ワルデガルド、クラーク、バタネン、等々総勢7台ものワークス・エスコートを投入し最強布陣で臨みました。 チェスターをスタートした総勢175台のラリーカーは晩秋のイングランドを4日間、3000kmの激闘に挑みました。 結果は、相次ぎリタイヤするライバル勢を尻目に優勝候補ナンバー1のミッコラ/ヘルツ組が彼等にとってRAC2連覇、フォードにとっては8連勝を達成したのでした。 

 

 

しかし、1−2−3の完全優勝を狙っていたフォードにとって、2位以下の争いはそう易しいものではなかったようでした。PA10ダットサン・バイオレットが激闘の末3位に入りフォードの牙城の一角を崩したのでした。 

模型の方はESCI1/24です。製作はかなり昔です。 栄誉あるRACウィナー。車だけでは可愛そう。セミジオラマに仕立てました。

 暗く、湿ったイングランドの公園内の舗装ステージを表現しました。 ドライバー/ナビを乗せ、濡れた路面にパワースライドし、カウンターステアを当てるミッコラを表現しました。ボディーがロールしているようにサスを調整しました。 

WAVE製TケースLを用い、サンドペーパーを貼り、鉄道模型用のターフやバラストを撒き、草を表現、実物の木の枝を埋め、更に桜の葉っぱを加工した落葉をばらまきました。

これらはすべてマットメディウムで固定した後、クリアーを吹いて濡れた感じにしました。 

Lombardのコースを示す標識はP/Cでデザインし、プリントアウトしたものです。

 

 

1979年と言えば今から22年も前のことですが、この頃の私は実車の方に夢中。夜な夜な家へ帰らず近くの弥彦山や、角田山を走り廻っていました。