兄とメグさん、ついにご対面

 

2001.06.17

PM12:50過ぎ、兄一家、来訪。それから約2時間半の訪問の間、持ってきた社員旅行のお土産をお供にしたお茶をはさみつつ、おしやべり。横目日記の打ち合わせ等をする。

※掲示板について

兄、田宮模型歴史研究室さんの掲示板で、こんなことがあったという話もしてくれる。

なんでもいきなりあいさつもなしに
『○○ってどうなの? 教えてよ』
2行ほど、質問しか書き込まないものが多発。これにはさすがの助手さんも平穏ではいられなかったらしい。マナーのない人に対し、たしなめる書き込みをするはめになってしまったそうな。

一方、兄の掲示板の方はというと、

「この前、『2日ほど出張で出かけます』 という書き込みをしたらさ、常連さん、遠慮して書き込みしてくれなかったんだ。本当に、いい人達だよう〜」

※兄が甥っ子たちと遊ぴ始めたのを幸い、義姉に兄のホームページのことを質問すると義姉、


「家に帰ってきたら、まず、2階に上がってパソコンのスイッチを人れるのよ。遅くても12時までには寝てほしいと思っているのだけど、現実はなかなかね……」

兄の楽しみだということはわかっているものの、ちょっぴり心配風な返答。

しかし、私がメグさんの家に行った際に見た掲示板で、子供を寝かしつけているうち一緒に寝てしまい、夜中の2時に起きたことが書いてあったことを話したところ、思い当たるふしがあったらしく、

「ああ……。夜中にいきなり起きたんで、
『どうしたん?』
って、聞いたら、
『模型作る』
だって!時計を見たら2時だった」

兄の掲示板カキコを裏づける話もしてくれる。

※ホームページとメーリングリストについて

横目日記の打ち合わせを終えた後、再び居間へ。すると兄、車から戦艦大和の本を2冊持ってきて父に見せたので、一緒に見学。中身は建造当時の部品を忠実に復元したと思われる精巧な模型やら、機密とされていたらしい設計図の写真が写っており、
「こういう本を買うから、お金がなくなってしまうんだよなあ」
兄がつぶやく理由が解る内容の本であった。

と同時に、父も、軍隊仲間から送られて来たという、12月8日、開戦の日に『トラ・トラ・トラ』と打たれた機密文書のコピー、工作室から捜してきて兄に見せる(後日、父のコンテンツに載ったあの文書です。妹、まさかあの時、兄がホームページに載せるとは思いもしませんでした)。

また、その際、ひょんなことから、メーリングリスト内で、
『組立前の模型、いくつ持っていますか?』
掲示板で盛り上がったのに味を占めた兄がしかけたという話題について聞く。

(結果は兄の予想を越えるつわものがゴロゴロ。中には家1軒分費やした人もいたらしい。てな訳で、掲示板内の数はかわいいレベル。上には上がいるとこが判明したようだ。ヒエー!)

2001.06.24

AM9:15過ぎ、兄より、
「(7月1日に義姉の実家で行われる)法事の打ち合わせを兼ねて、今からみんなで家に行く」
というTELあり。
そんな兄一家の到着を待っていたAM9:50過ぎ、メグさん、ルナちやんを連れ、来訪。

「実は掲示板で『妹さんのファン』という人の書き込みがありまして。これはぜひ、ご報告に伺わねば!と思いまして」
メグさん、私の顔を見るなり、報告。

なぬ、妹さんのファン?なんじやそら?

『妹さんのファン』って、それ自体がハンドルネームなの?」
詳しい状況がのみ込めていない妹の問いに対し、
「そうなんです。エピソード、楽しみにしているって書き込みがしてありました。その人、妹さんの知り合いかどうかはわかりませんが、結構年配風で、模型に関しても詳しいようですね」メグさん、掲示板カキコから受けた印象を話してくれる。

そんなおり、庭でメグさんが来たことを知った母、勝手口から家に入り、あいさつがてら玄関ヘ。
「もうすぐ息子が来るけど……。」
にこやかな顔で話す母の言葉にメグさんびっくり!
「ほ、本当ですか?」
メグさん、いつものさわやかな声はどこへやら。アイドルの追っかけをしている女の子のような、すっとんきょうな声を出す。

無理もない。なんせ、メグさんがルナちやんを連れてくる度、兄はすでにわが家を去った後。時にはメグさんの都合で会えない日もあり、まるで[君の名は]状態(古いたとえだな)だったもんね。
「でも、来るまで時間がかかるんじやありませんか?」
メグさん、『長々お邪魔していいものか』と、少々迷い気味。
しかし、
「もう、そろそろ着くころだから大丈夫」
妹の言葉に安心したらしい。しばらくおしやべりすることに。

だが、メグさんがあがりがまちに腰を下ろし、話を始めて間もなく、外から車が車庫に人る音が。もしやと思い、
「あ、来たみたい」
メグさんに声をかけてから一足先に外へ出たところ、妹の予想、大当たり。兄一家、車を降りてちょうど玄関に向かっていたところだった。

「いらっしやい」
声をかけると、兄、いつもは家の中で迎えることが多い妹が玄関にいたのでちょっとぴっくり気味。が、間もなく、
「誰が来るんだろう?」
妹に続いて外に出て、興味津々といいたげな顔で兄一家を見つめていたルナちやんを発見。兄、ルナちやんを見つけるやいなや、
「あっ!」
嬉しそうに声をあげ、ニコニコ顔でルナちやんのそばに寄り、ごあいさつ。それから中にいたメグさんと
「初めまして」
「いや、いや、こちらこそ」
初対面のごあいさつ。

そんな様子を見ていた甥っ子1号、一瞬キョトン。しかし兄がルナちやんに親しげに声をかけているのをみて、
「お父さん、この犬、知ってるの?」
こちらもルナちやんに負けて劣らず、好奇心丸出しで兄に質問。
「もちろん。よく知ってるよ。こうやって会うのは初めてだけど」
そんな兄の言葉に安心したのか、虫や動物、植物に関心がある1号、
「この大、オス?メス?子供なの?」
矢継ぎ早に兄に質問。兄の答を聞き、ますますルナちやんに興味が湧いたらしい。

「(学校で飼っている)ヤギ、頭突きするもんな」
なんて、自分の回りにいる動物と比較しながらルナちやんを観察。結局メグさんが帰るまで、兄に寄り添い、時々ルナちやんのそばをウロウロ(しっぼを触ったりする)。メグさんとルナちやんが帰った後も、
「また、来るかな?」
ルナちやんが気にいったことやら、『また会いたい』といいたげなそぶりを見せる。

一方、2号は、ルナちやんの大きさにビビッタのか(確かに、中犬クラスのルナちやんと2号が並ぶと、心なしか、2号が小さく見えてしまう)
「この犬、かまない?」
少々おびえ気昧。
「大丈夫。咬まないよ。おとなしい大だから」
こう言いつつ、兄がルナちやんの体をなでても納得せず。おまけに、2号が持っていた菓子パン入りのスーパーの袋に興味を示したルナちやんが、
「ねえ、それなあに?あ…おいしいものを持ってるね」
といいたげに2号に近づいたものだから、
「こわ〜い〜」
あやうくベソをかきそうになるが、パンの袋を父が預かることにより、ルナちやんがそばを離れた途端、安心したのか元通り。

そんなこんなで、兄一家に囲まれたルナちやん。最初はびっくりしたのか、いつもより落ち看きのない表情で顔をキョロキョロ。が、間もなく、
『自分は歓迎されている』
ということがわかったらしく、徐々に落ち着きを取り戻し、以前、実家で犬を飼っていたという義姉が
「ルナちやん、かわいいねえ〜」
こう声をかけて頭を撫ではじめたところ、気持ちが良かったのか、いきなり、義姉の目の前でスフィンクス座り。
「あら、馴染んでるのね」
義姉が声を上げるほど、いつものゆったりモードに戻る。

(中略)

それから間もなく、メグさん、散歩の続きをするべく、兄と妹にお別れを言い、わが家の前の道に出るものの、やはり、話が尽きず。今度は兄のホームページヘの話題へ移行。するとメグさん、ちょうどいい機会だと思ったのか、兄に、
・リンクされているホームページの皆さんにメールを送ってもいいのだろうか?
・掲示板、私(メグさん)が書き込みをすることによって荒らしていないだろうか?

以上の項目を質問。

それに対し、兄、
「全然、構わないよ。反対に掲示板に書き込みしている常連さんは、メグさんのメール、喜んでくれるんじやないかな」
「大丈夫。メグさんはこのホームページの登場人物なんだから、時々掲示板に顔を出して書き込みしてもいいんだよ。それよりも、最近、メールが来なかったんで、どうしたのかな?って思ってたんだ。遠慮しない送ってね」

ニコニコ顔で解答。

その後、メグさん、兄からもらったガチャポンのボルシェ2個を片手に、ニコニコ顔でルナちやんを連れ、帰宅。こうして初めてのオフ会は、短い時間ながらも充実したものになった。

・・・・・

それから居間にていつものように茶飲み話。その際、義姉、妹にある日のできごとを話し始める。

なんでも甥っ子1号、風邪に似てはいるものの、少々異なる病気になり、病院を3軒回った末に原因が判明。その日の夜、会社から帰ってきた兄に状況を説明するも、兄上、当日、助手さんから送られてきたという模型に関する資料に夢中。

「こっちは病院3軒回ってクタクタだっていうのに……。頭に来たんで
『ちよっと、話し聞いてるの!』
きつい調子で言ったら、
『は、はい!なんでしょう?』
ようやく顔を上げて話を聞いてくれたの」

あ…兄上、それはいかんよ。義姉は1日そのことで振り回されたんだし、その日、話を聞いてもらえるのは、兄上しかいなかったんだから。
それに、兄上は1号の製造者のかたわれでもある。作った以上(当然、プラモとは方法が違います、ハイ)、責任を持たなくちやね。

しかし、義姉の話はそれだけでは終わらなかった。
「そうしたらね、それに関すること、掲示板に書いたらしいの。
『ぶたれなかった』
とか、こうとかって……」

……、話が見えん。

兄が義姉の話を掲示板に書いた。それはわかる。けど、
『ぶたれなかった』
とはなんぞや?

すると兄、義姉に代わり、横から説明。

「いや、詳しい話を説明すると、数日前、掲示板でさ、鶴亀工場さんの
書き込みの中で、
『先日 床に塗料をこぼして、かーちゃんにぶたれました』
なんて話があったんだ。
で、それの返答も兼ねて、
『ウチの場合はこういうことがあったけど、
ぶたれなかった
って、書き込んだんだよ」

なるほど、そういうことだったのか。