祝 掲示板開設

 

2001.05.21

午後、熊本へ旅行に行った父(実弟とともに、84歳になる実姉に会いがてら、阿蘇山観光をしてきた)の土産が宅配使で届く。その中には兄と義姉の実家の分も含まれていたので、父、兄の家にTEL。
応対に出た義姉、兄のいる会社に連絡してくれたらしい。兄、PM6:00過ぎ、会社の制服を着たまま、わが家を訪問。台所にいた私の姿を確認すると、いきなり、A4版の紙、3枚を渡す。

突然のことに、訳が分かぬまま、渡された紙を眺める私。が、それから3秒後、
「どっひゃーん!」
妹ぴっくり!な、なんと、そこには、

おお、兄上。ついに掲示板、始めますか

2001.05.27

仕事を終えた後、図書館ヘ。ほんの気まぐれに検索用コンピューターでプラモデルに関する本を捜してみたところ、[AFVプラモデルカタログ(イカロス出版・1997.9発行)]という本を見つける。
『そういえば掲示板で、お兄ちやんが「水没キットさん」のことを「私の新潟の知り合いで、AFV方面の・・・普通じやないお方です。」って紹介していたな。どれどれ、どんなものか見てみるか』
幸い[利用できます]という表示が出たので、早速、置いてある本棚へ。すぐさま発見。本棚から取り出し、表紙を見た途端、門外漢の妹、引く。

だってAFV方面が「戦車の模型」だってこと、
全然知らなかったんだもん。
(T_T)

(スイマセン。[侍魂]パクッてます)

当然、中身も戦車様ご一行が見本市のような感じでずらり。資料に関するところも訳が分からず、妹、一時、思考停止。
『……、だめだコリャ』
小さい頃、兄がいじくる様子を見、最近もホームぺージ等で見ていたAFV。当然、免疫がついていると思ってた。しかし30年のブランクは長かった。免疫、とうの昔に期限切れ。
てな訳で、本を元に戻し、その場を去った妹。

が、これはいかんと思い、帰りぎわ、リベンジを兼ね、25日に発売になったばかりの
[タミヤニュースの世界]
を購入リクエスト用紙に書き込み、カウンターの職員さんに手渡し。そして家に帰る途中に寄った書店で[宇宙船]96号を発見。即座に購人。その後、辰巳出版が新たに発行した雑誌[ウルトラマンAGE(『ウルトラマンネオス』の作品リストー覧に、TACさんの名前、しっかり截っておりました)]も発見。さんざん迷った末、これも購入。

てな訳で、その夜は横目日記とエピソードそっちのけ。臨時休業状態で円谷ワールドにどっぷり浸り、AFVショックを癒した妹でありました。

2001.05.28

夕方、読み聞かせの会合に出る。その際、始まるまでの時間を利用して、メグさんに横目日記の試作品を渡す。
打ち合わせ終了。個々の雑談タイムに入った時、参加していたメグさんとテーブルの角を挟んで向かい合う形になったので、早速、兄のホームページに関する状況を聞いてみる。

するとメグさん、
「掲示板、毎日チェックしてます。お兄さんの書き込みにも、『褐示板を設置したら、訪問者数、一日70人だったのが、今では90人。3割増えた』みたいなことが書いてありました。やっぱり、掲示板があると違いますね」
早速、妹に嬉しい報告。ほう…掲示板効果、出てますか。
「今、どんな感じ?ひと山越えたかな?」
「そうですね。少し落ち着いてきてるかもしれません。あ、それから、TACさんの書き込みもありました」

そうですか、TACさん、カキコしてますか。ありがとうございます。でも、いったい、なにをカキコしてるんだろ?

「毎日、4〜5件の書き込みがありますね。その書き込みに対し、お兄さんきちんとレス(返事)を書いてます。私が初めて書き込みをした時も、
『僕も初めてよそ様の掲示板に書き込んだ時、緊張しました(遠い目)』
という返事が書いてありましたっけ」
楽しくて仕方がない様子で報告。

「じや、今度、掲示板にカキコする時は、『妹さんが来ました』みたいなことを書き込めばいいかもしれないね」
なんの気なしに話をすると、メグさんも同じことを考えていたらしい。
「もちろん、そのつもりです。『メグ&妹』でカキコしませんか? お兄さん、『掲示板、覗いてみてくれ』って言うんですから、書き込んでも大丈夫だと思います」
メグさん、自信に満ちた表情で答えてくれる。

2001.05.29

AM10:00、メグさんの家を訪問。ルナちやんの第2チャイムの歓迎を受けた後、パソコンの置いてあるキッチンへ。するとメグさん、
「お兄さんに、掲示板の(書き込み)の件、メールで問い合わせたら『構わない』ということでした。妹さん、書き込んで行ってくださいね」
昨日迷っていた件について嬉しい報告。その後、起動させたパソコンから、兄のホームページヘアクセス。早速、ホームページ見学開始。

1.横目日記、最新版

ルナちやんのコーナーにさしかかった時、作家・椎名誠さんいうところの[南洋犬座(なんよういぬずわり)]状態で写っているルナちやんの写真、発見。
「わあ、きれいに写っているねえ〜」
思わず声を上げた私に、メグさんも
「(メールで送ったものより)少し明るめにしてみたそうです。ほんと、きれいに写ってますよねえ」
画面を見つつ、ニコニコ声で追従。

「横目日記、文章ばっかりだから、2つぐらいカットが入ると見やすくなるんだよなあ……」
兄がつぶやいた理由、ようやく実感。

「ルナちやん、どう思っているんだろう?」
「さあ……」
なんて話している横で、ルナちやん、だれも相手をしてくれないものだから、
「もう、勝手にやってなさい」
と、いいたげにフテ寝。

2.掲示板見学、初体験

メグさん、ホームに戻り、右上にある褐示板のサイトにクリック。すると[模型電動士の掲示板]というタイトルの下にいくつかの注意事項が書いてあるコラムあり。その下に、入口ともいえる[掲示板へGO!]がコンニチワ。メグさん、早速マウスを合わせ、クリック。画面が変わると、カキコ専用コーナーの下に、訪問者の皆様がカキコした掲示板が・・・。

早速、1番目のおまみさんから拝見(兄が5月21日に印刷して持ってきた掲示板は最新版だったらしく、スタートしたばかりの兄のカキコ、並ぴに訪問者第1号のおまみさんのカキコ、10件以上越していたので見ることができませんでした)。いろいろな方の
“褐示板開設おめでとう”
カキコラッシュの後、下宿人SHUN1/24さんの業務連絡やら、常連さんの日常生活的報告、兄のこだわり道場に関係した感想などなど、読んでて楽しい内容がいっぱい。それに対して管理人である兄のコメントも分かりやすく、ユーモアいっぱい。

うん、これなら、兄の言うとおり、
『他の皆さんもどんどん書いてね〜。楽しい掲示板にしたいですね。』
になりそう。模型作りで煮詰まった兄の頭を休め、訪問者の皆様と話ができ、下宿人SHUN1/24さんや妹もカキコできる、一石二鳥ならぬ一石三鳥の掲示板。ホームページ見学に、また、新たな楽しみが増えました。

 

2001.06.03

AM8:15ごろ、玄関のチャイムがなる。
『ああ、馴染みの野菜屋さんかな……(農家の方。わが家では“野菜屋さん”と呼んでいます)
なんて思いながら居間で雑用をしていると、応対に出た父の
「いらっしやい。ええと、なにちやんだったかな?あ、ルナちやんだったか」
明るい声が。

それから間もなく、居間へ戻ってきた父、メグさんとルナちやんが来たことを告げた上、
「庭のグリンピース、持っていってもらえ(栽培責任者は父。毎年作っております)
おいしい提案をしてくれる。

早速はさみを持ち、玄関ヘ。いつものあいさつの後、
「庭のグリンピース、持っていかない?」
はさみを見せつつ、さりげなく誘うと、メグさん、予想していなかった申し出にビックリしたらしい。
「ええ!グリンピースですか?」
すっとんきょう気味の声で答えたものの、ニコニコ顔で即、快諾。早速ルナちやんを連れ、庭ヘ(とはいうものの、ルナちやん、散歩に行くと勘違い。家の前の道に出ようとして、メグさんに連れ戻されてしまった)。ルナちやんを引いている綱を勝手口ドアのストッバーに繰りつけたメグさんに食べ頃の房の見分け方を伝授の後、グリンビースの収穫開始。

父に言わせると、
「今年はちょっと出来が悪い」
少々不満げななりかたとはいうものの、時期を迎えたグリンピースの房は鈴なり。味も昨年同様、噛むとほんのりとした甘さが残る。そんな食べ頃のグリンピースを収穫するかたわら、メグさんに兄のホームページに関する話を聞くと、

「お兄さんのホームページ、模型に関してベテランの人が多いから、バカなことを書き込んでいると思われているかもしれませんね」

「いや、それはないと思う。だれだって最初はシロウトだったんだし。それに、シロウト故の鋭い指摘があるかもしれないから、それはそれで面白いかもしれないよ」
なぐさめ半分で答えると、
「そういえば、前に、お兄さんから、『わからないことがあったら、遠慮なくどうぞ。体は中年だけど、心は少年の皆さんが答えてくれます』なんて、書き込みもありましたっけ。」
納得した様子で話してくれる。

とはいうものの、メグさん、兄の工作机で作られるボルシェの模型がいたく気にいったらしい。
「ああ、ポルシェの模型、欲しいなあ。
『サルでもできるポルシェの模型』
って、ないですかね?」
ややや、これはオドロキ!メグさんからそんな言葉を聞くとは思わなかった妹、一瞬、思考停止。
が、すぐに立ち直り、
「サルでもできるポルシェの模型はわからないけど、ミニカーならあるんじやないかな。ま、作る喜ぴはないけど、最初はできたものを眺めてみる、ということから入ってみたらどうだろう……」
少々当てずっぼうともいえる話をすると、メグさん
「ミニカーか。なるほど……。でも、まずはガチャポンでチョロQかなあ?」
まんざらでもない様子でつぶやく。

2001.06.08

夕食の片づけが終わり、居間で雑用をしていたPM7:45ごろ、兄よりTELあり。まず、最初に出た父と、昨日から行われている凧合戦見物について打ち合わせ。その後、
「用事があるらしいぞ」
という父の言葉にうながされ、受話器を受け取る。

兄、あいさつのあと
「掲示板で話しているせいか、“ひさしぶり”って感じがしないな」
妹も共感できる感想をぽつり。

その後、
「横目日記、新しいの、いる?」
ちょうどいい機会だから聞いてみよう、軽い気持ちでたずねた妹。ところが兄の返答は、予想をくつがえすものだった。
「ああ、そのことなんだけど・・・。今までの日記、最初から読んでみたんだけど、長いな
「ほう……」
「横目日記、個々の部分で読む分にはちょうどいいんだ。でも、最初から読むとなると、ちょっとキツイものがあるな」
「あ、なるほど……」
「まあ、メグさんの家に行って、[侍魂]のホームページに見学に行ったことは書いてもいいんだけど、それは自分たちで盛り上がっているだけだろ?関係ない人が見ると、ちょっと引くことになるんだ」
「そうか。確かにそれは(兄のホームページには)関係のない話だからね」
「ま、一方で、それが『面白い』って、読んでる人もいるけど。その兼ね合いっていうのかな、それが難しいところではあるんだ。だから第三者的に見て、書かなくていい部分が出てくるかもしれないな」

毎回、A4版で2〜30枚分になる横目日記。確かに、
「長くても大丈夫」
という兄の言葉に甘え、兄のホームページ以外のさまざまなホームページのことまで詳しく書き過ぎてしまったきらいがある。
が、兄のホームページのベースとなるのはあくまでも模型。[待魂]がいくら人気があるホームページといえども、内容は模型とほとんど関係がないものばかり。おまけに見学して盛り上がっているのは妹とメグさんだけ。不特定多数の人が見るホームページで、自己満足、内輪うけのネタを読まされるのはたまったもんじやない。

『1回見れば、もう結構』
のホームページではなく(そういえば、以前、兄から「こういうホームページは見ても面白くないだろ?」と言われて見たホームページがそうでした)、
『何度来ても楽しめる』
模型界の東京ディズニーランド的ホームページを目指している兄のポリシーにも反する訳ですな。

なんてことを話しているうち、あらら、また、10分近くしやべってしまった。
「まだしやべっているのか?」
父の呆れた声をきっかけに、おしやべり終了。受話器を父に返す。

2001.06.09

夕食を終え、母から頼まれた買い物をするため、外出。近くのスーパーに向かっていたところ、凧合戦の見学を終え、兄の車に乗ってわが家に向かっていた父を発見。即座に回れ右。車を追いかけるように、わが家へ逆戻り。

兄、家に着くと、早速、居間にて、隅に置いてあった横目日記の原稿を、いつになく真剣な顔で黙読(ではあったが、時々、顔がゆるんでた。)。そして最後のぺ一ジを読み終えるやいなや

「『タミヤニュースの世界』持っているぞ。この本、図書館に頼めるって本当か?」
これは意外、といった表情で聞いてくる。
「購人リクエスト用紙に書いて出すと、図書館の方で審査して、太丈夫だと入れてくれるよ。
それに、今日、図書館に行って状況を聞いてみたら、しっかり『発注中』になってた
(これは妹が利用している図書館の場合。他はどうかわかりませぬ)

兄、その言葉を聞き、
「そんなことができるのか?」
驚いたのか、目が点(・_・)状態。が、すぐに気をとり直し、
「こんなマニアックな本、読むやつ、いるのかな?」
なおも聞いてきたので
「(5月27日分の)横目日記に書いた本もボロボロだったし、以前借りた文春文庫版の『田宮模型の世界』もボロボロだった。好きな人、いるんじやないかな」
確信に満ちた返答をする。

兄、妹の体験を元にした話に
「ふーん、いるんだ、そんな人……」
先程よりトーンダウン。

なんて話をした後のPM7:25過ぎ、兄、ひさしぶりに義姉や孫たちと夕食を囲み、いつもより赤ら顔になった父、
「今日はありがとね」
お礼を言った母、横目日記の原稿・庭で取れたグリンピース(市販のいちごケース1つ分)・甥っ子用の乳酸菌飲料が入った紙バックを渡した妹らに見送られ、帰宅となる。