秘密基地から ”んちゃ!” 編

 

2001.10.01

PM4:15過ぎ、メグさん、ルナちやんとともに来訪。所用に区切りをつけて玄関に行くと、メグさん、あがりがまちに腰を下ろし、亀の子たわしから真っ青!?の、ゴージャス冬毛にはえ変わったルナちやんをだっこした状態で待っていた。

その後は、いつものように玄関で、兄のホームページを中心としたおしやべり。

「お兄さんのポルシェ、完成しました。昔さんの賞賛の声がぞくぞくと寄せられていますよ」
メグさん、ニコニコ顔で工作室について報告。
これを聞いた妹、製作途中の現物を見ていたこともあり、納得。

そこで、
「一つ一つの部品はそれぞれ自己主張しているけれど、でも、1つの模型としてバランスよくまとまっているね。
『これ、なにかに似ているなあ……』
って、考えた末に思いついたのがおにぎりだった」

ポルシェの印象について語ると、メグさん、思わず苦笑い。
「あ、それ、わかるような気がします。私も戦車の模型を見た時、かぷと虫に見えましたもん。」
か・・・・かぶと虫。うん、確かに似てるわ。砲台のところ。
ま、それはともかく、
「なんか、(ユーモアモードが)伝染してますね。最近、お兄さんも、私の話をネタにして、いろいろ面白く返してきますもん。いいんでしょうか?」
メグさん、少々困惑気味。

「いや、それはそれでいいんじゃないかな。反対に、お兄ちやんや私は、メグさんのユーモアモードのエッセンスを参考にしている面があるもん」
妹、ノー天気な調子で自分なりの意見を述べると、
「えー?私はどちらかというと、天然らしいですよ。私が何気なく話したことが、他の人には面白いようですし。それに比べると、お兄さんや妹さんの方は、計算されている方の笑いですかね?」

2001.10.19

所用のため、父と一緒に町の中心街ヘ。その際、話の種に、ということで、個々の用事を済ませた後、秘密基地で落ちあい兄のホームページ見学。

(秘密基地とは、妹が見つけたネットカフェみたいなところです。その基地を見つけた話は省略させ亭rただきました。兄)

おなじみのトップページが出た後、手始めに妹が参加しているコンテンツが表示されている場所と内容を簡単に説明。それから父のことが載っているコンテンツ「予科練親父のこと」ヘ飛び、鑑賞。

父、妹の左隣に座り、画面にかぷりつきの状態で小さく声を出しながら文章を読んでいたが、やがて、慣れてきたのか黙読。妹、父が最後まで読み終えたのを確認した後、今度は父のアルバムのコーナーと、トラ・トラ・トラの文書が載ったコーナーヘクリック。

「こんなことができるんだ」
父、感心しつつ、晴れやかな顔で鑑賞。アルバムの零戦について
「尾灯のところがとんがっているだろ。これが零戦の特長なんだ」
画面の一角を指さし、妹に講義してくれる。

その後、エピソードの資料として「完全自作のバルサカー」のページをお店の人に頼み、印刷(一枚10円×3枚)となる。

2001.10.20

AM10:00前、兄より、これから家に行くというTELあり。
AMl0:40、兄、甥っ子2号を連れ、来訪。その際、完成していた横目日記の原稿と一緒に、先日、秘密基地で印制した「完全自作のバルサカー」の文書をさりげなく居間の片隅に置いていたところ、目ざとく発見。

「どこかに寄って、印刷してもらったんだ?」
そこで昨日、父と秘密基地に行って見学した旨、説明。兄、意外だったのか、
「ヘえ〜」
そして、印制したものを見つつ、
「全部印刷すると200ページぐらいになるよ。ま、そこまですることもないしね。画面で見れぱいいわけだから」
ごもっとも、といえる意見を述べる。

その後、兄、新しく始めた工作机のことについて妹に説明。
「今、工作机でMizさんとさかもっちやんが中心になって始めた、ル・マン ギャラリーに参加する模型を作っているんだけどさ、実はその時、リンクしているホームページの人達が工作机をじやましにくる、という設定で話も作っているんだよ」
「ああ、それはメグさんから聞いた。なんでもMizさんたちがお邪魔部隊で攻撃して来るとか。メグさん、
『Mizさんがお兄ちやんの工作机に出た後、いい意味で固さが取れて、味のあるキャラククーになっている』
って、言ってた」

これを聞いた兄、思わずニッコリ。

「実は咋日も更新したんだ。工作机、今度はおまみさんの赤城が攻撃しに来たんだけど、
一発で撃沈した
ニカニカ顔寸前で妹に説明してくれる。

…………、おまみさん、ご愁傷さまです。

ま、それはともかく
「でも、お笑い工作室を始めたら、訪問者数がアップして来た。7月まではだいたい(1日平均)100人前後だったんだけど、これを始めたら150人は来ているよ」
兄、ニカニカ顔のまま、妹に説明。その後、ニカニカ顔の余韻を残したまま、妹が借りてきたAFVの本にしぱし没頭〈著者の中に知っている人がいたそうな。誰やろ?)。わが家でお昼を食べた後、帰途についたのだった。

2001,10.25

IT講習3日目。本日はインターネットの見方を勉強。休み時間、
「兄のホームページ、覗いてもいいですか?」
アシスタントの人に断わった上で、キーワード検索を利用して兄のホームページにアクセス。おなじみのトップページが出、アクセスカウントをメモ(27156)したところで時間切れとなる。
講習終了。同じ建物の一階にある図書館を覗いた後、秘密基地に直行。

(IT講習をはじめたところの話は、省略しています。兄)。

店員さんに断わった後、キーワード検索で兄のホームページヘ。工作室が更新されていたので、迷うことなく“レッッゴー・ひろみ!”。今回は今までのおさらい兼ねたお話編(というよりも、実際は、妹の横目日記の更新でプラモ製作出来なかったんだろうな、きっと)。お邪魔部隊のおとぽけメール工作ぷりを、笑いをこらえつつ鑑賞。

それから掲示板ヘ。書き込みを順次見学していくと……。おや、妹宛のメッセージが届いてる。

まずは妹ファン@青月亭さん。
スキャナーに悩まされた経験を語った後、妹に秘密基地を利用した横目日記送信に関するアドバイス〈なるほど……)。

それからレイナのパパさんも、奥様が横日日記のファンだという書き込み〈奥様、ありがとうございます)。妹、予想外のファンの出現に、画面の前でメロメロ。

そんなことをしているうち、あっという間に一時間経過。秘密基地の閉店時間まで後20分ということもあり、本日の見学、これにて終了。
最初の画面に戻す。そして、いつものように
「ありがとうございました」
と、声をかけると、店員さん
「コーヒー、いかがですか?」
一杯250円で出しているコーヒーをごちそうになってしまう。

2001.10.28

朝食を終え、仕事に出かける支度をしようとしていたAM18:00、メグさん、ルナちやんを連れ、来訪。

メグさん、
「横目日記が8月26日分までアップされたことにより、掲示板にいろいろな書き込みがありますよ」
いつもと変わらぬ明るい声で前置きの後、
「妹さん、横目日記で妨害工作していますけど、実は私も“爆弾’落としました」
いたずらが成功した子供のような顔でさりげなくつぷやく。

ば…爆弾?なんじゃそら。

意味が分からずポカン、とした妹に、メグさん、ニコニコ顔で次のように説明。
「実はちかこちゃん、という友達が新発田に住んでいるんですけど、彼女とはよく、メールでやり取りしているんです。
そこで、
『知り合いがやっているホームページが面白いから、良かったら見てみて』
と、誘ってみたところ、
ちかこちやん、早速、電動士さんのホームページを覗きまして。
『もし覗いたら掲示板に書き込みしてね』
って頼んでおいたら、ちやんと書き込みをしてくれたんです」

ほおお〜、そんなことがあったとは。
とはいうものの、ちかこちやん、兄のホームページ楽しめたんやろか?
するとメグさん、
ちかこちやん『面白かった』って、メールに書いてありました。でも、彼女も模型に関しては門外漢ですし、掲示板の書き込みもめったにしたことがないので、とても緊張したそうです」
妹の質間に即座に返答。

なるほど。メグさん、お笑い工作室の面白さを共有すべく、お友達に紹介してくれたのね。
でも、兄はぴっくりだろうなあ。

2001,10,29

所用で町の中心街へ。用事を終えた後、
『今日は徹底的に見るぞう〜』
という決意のもと、秘密基地へ突入。2時間近く、兄のホームページを足がかりにあちこち見学。
まず、メグさんが28日に掲示板に書き込んでくれたおまみさんのメッセージのレス、確認。

『祝辞ありがとうございます。
そしてお二人ともお初にお目にかかります。
でも模型電動士さんトコの記事やBBSをいつも見ていますのでなぜか初めての気がしませんね。
赤城の件はお役に立てたようなのでなにより。ああいうアルバムが燃えずにきちんと残っているというのはうらやましいです。
おふた方ともまた気楽においでくださいね』

いやはや、こちらが恐縮してしまうほど、明るく、ほのぽのとしたメッセージ。早速、横目日記のネタにすべくメモを取る。

その後、どんな人が書き込んでいるのかとマウス片手にさかのぽってみると…おや、兄の書き込みを発見。

『先日はMiz隊長の采配ミスで、赤城沈められてしまってご愁傷さまです。
・・・・加賀も沈めてよかですか?』

こらあ、兄上。掲示板で妹のことを「鬼」と書いておるが、そういう兄上だって、建設途中のおまみさんの空母を完成次第、お笑い工作室で沈めようとしている「悪魔」やんけ。人のこと、いえるかあ〜!
……、でも、面白いな、これ。が、その前に、おまみさんに許しを請わなければ……。
てな訳で、タイトルは「俄悔」に決定。おまみさんにレスのお礼カキコの後、兄の書き込みを引用しつつ、
「お笑い工作室でおまみさんの軍艦を沈め、後日、ニカニカ顔で妹に報告した『悪魔』のような兄。それを聞き、心の中で十字を切る一方、『横目日記のネタになる』と考えた『鬼』のような妹をお許し下さい」
と、いう旨のメッセージをカキコ。推敵の後、送信。

家に帰ると、母、居間にて、妹が出かけている間、メグさんがメグ家のパソコンで印制して持ってきてくれたという『予科練親父のこと』を
「こんなのが載っているの〜?」
半ば驚きを隠せないものの、にこやかな顔で熟読中。
読み終えた後、
「面白い世の中になったわねえ〜」
にこやかな顔のまま、つぷやいた。