コルベットC1 その3 テールランプの加工

 次の工程へ   前の工程へ   工作机INDEXへ   
相変わらず下加工ばかりやってます。

このキットの設計はおそらく40年以上前。出来の凄まじさは皆さんもう十分お判りかと思いますが、一番基本となるプロポーション自体は決して悪いとは思えません。問題はディテールなんです。

全体がダメならどうしようもないけど、細かいところは工夫すれば何とかなるかもしれない。だからこそ作ってて張り合いも出るし、面白いんです。

 

実車のテールランプです。

 

 

キットの方は、くぼんだ部分にメッキパーツを埋め込み、さらにクリアーレッドのパーツを接着するようになっています。
こんな感じなんですが、ボディーとつながるラインの滑らかさは全くありません。
そこで一気にこうやって・・・、
まとめて削ってしまいました。
これで段差はなくなります。
赤いパーツを取り出して、メッキパーツをマスキングしながらボディー塗装すれば何とかなりそうです。
ただこのパーツ、実車では薄いカバー状なのですが、キットはムクなんですよね。
それにクリアパーツの中に気泡が入っているのも気に入らない。
だから薄く削っちゃうことにします。

ただ、小さな部品なので、手元が狂っては思い通りの削りができない。

そこでこのように土台に固定し・・・、

丸やすりで少しずつ削って行くことにします。
気泡に達しました。

この気泡が表面からどのくらいの深さにあるかが問題なんですよね。もしぎりぎりだったら大変だし。

でも上手く行きました。つけ爪みたいなテールランプカバーができました。
中が空洞になったとなると、一応テールランプも入れておきましょう。

伸ばしランナーの先を丸めてカットしたものに・・・、

 

クリアーレッドを塗って・・・、
くっつけて・・・、
カバーをかぶせてみました。

あるような、ないような・・・。

でも完成時、仮に良く見えなかったとしても、ここにちゃんとランプが入っていると自分が知っていることが案外重要だと思えるのです。

次は周囲を取り巻くクロームのカバー。

最初はメタルシールを切り抜いて貼ろうとして・・・失敗。

次には写真左のように洋白線を曲げたものを薄く削り、さらにボディーラインに沿って曲げながら合わせて行こうとして・・・失敗。

仕方ないので、ボディーラインに合わせて普通に曲げたものを、

そのままボディーに接着し・・・、
マスキングテープを貼った上からガリガリ削ってみました。
おお、上手く行ったではないか。
横から見てもそんなに出っ張っていない。

後はもうちょっと磨いたあと、ランプカバーをマスキングしてボディー塗装すればOKよ。

たかがテールランプの工作に丸々1ページと22枚の画像を使ってしまいました。楽しく作っているって証明でしょうかねぇ・・・・次行こう、次。

コルベットC1 その3 テールランプの加工

 次の工程へ   前の工程へ   工作机INDEXへ