ジネッタG4 Sr.2の制作 その3 仕上げ

 次の工程へ   前の工程へ   工作机INDEXへ 
 
(2025/08/25)

BMW2002ターボの方を進めていきます。

このキット、前後の窓ガラスのモール(黒)や左右の窓枠(銀)はデカールで仕上げるようになっています。

プラモデルの売上を伸ばす方法はいくつか考えられますが、その一つは「作り易いキットにすること」。

作り易ければ作業時間も短くなって、すぐ次のキットを買ってもらえるかもしれません。また制作難易度が低ければ、初心者の人もどんどん参入するかもしれない。

そう考えるとこの部分をデカールにするという考え方はわかります。ボディーの周囲を取り巻くメッキモールを別パーツにしたことと併せ、このキットは”マスキングして塗装する”という面倒な作業をしなくてもいいので、ある意味敷居が低い。

そう思いながら窓枠にデカールを貼ってみましたが・・・正直言ってかなり難易度が高い。きれいに貼るのは大変ですし、銀の部分は塗装ほど光らないので面白味がない。

 

結局デカールは諦め、大人しく塗装でやることにしました。

マスキング塗装は決して楽じゃありません。何年やっていても失敗することもあります。

また最近のキットでは、例えばタミヤのフェアレディ 240Zのように窓枠の部分を別パーツにするなど、より”初心者に優しい”キットになっているものもあります。

そういう意味ではこのキットはある意味過渡期のものなのかもしれません。

こんな風になりました。
原則的に素組みで進めている2002ターボですが、一カ所くらいは自分らしさを出したいと思い、このリベット(※)に手を加えることにします。

※ブラインドリベット。私は昔の癖でつい「ゲシパ」と言ってしまう

普段でしたら筆でシルバーをちょんちょんと塗ったり、ポンチで打ちぬいたキッチンテープを貼ったりするんですが、今回は0.4mmの洋白線を挿すことにします。
目立たない部分ですが、ちょっとだけリアルな感じになると思います。
室内も進めていますが、全体がほぼ黒一色なので正直言って面白味はないです。

またバスタブ内装のため、ドアの内側の表現がプアなのも残念。

このキット、シャーシ裏の表現含め他の部分は結構頑張っているのに、例え一カ所でも手抜きっぽい部分があるとすごく残念な気持ちになります。

(9/6)

先週は今年八つ目の展示会に出ていたので工作が進まず、約二週間ぶりの更新です。

展示会、今年はあと三つかな。県外からいくつか誘われてもいるし、逆に自分から威力偵察に行きたいところもあるのですが、流石に体が持ちません。

 

さて、工作はジネッタから仕上げていきます。

シャーシはこんな感じ。ガレージキットですからパーツ数は少なく、あっという間にできてしまいます。

次はダッシュボード。キットのままでは簡単すぎるので、少々手を入れます。

作っているのはトグルスイッチ。洋白線の先端をつぶし、あとはちょいと加工します。

こうなります。
メーター類は洋白線で作ったリングを接着し、その辺から適当なメーターデカールを持ってきて貼っています。

ハードトップをかぶせてしまうとあんまり見えないので、このあたりで十分かなと。
テールランプやウインカー類は透明レジンが黄色く変色していたので、いつものように「おゆまる」+「UVレジン」で複製。
ここにも洋白線リングを巻いておきました。
こうなりました。
ボンネットを固定するスプリング、キットにもそのパーツが入っていましたが、ややディテールアップして更にそれっぽくしました。
サイドウインドウのパーツも自作しました。
ジネッタ本体が完成しました。
ガレージキットはすごく少ないパーツで構成されていますが、完成してみるとプラモより極端にプアって感じにはなっていない。

他の人がほとんど作っていないので、希少性もありますね。

台座に置いてみます。
これで完成ではありません。

お店のドアの前におねえさんを一人立たせる予定です。

 
 

ジネッタG4 Sr.2の制作 その3 仕上げ

 次の工程へ   前の工程へ   工作机INDEXへ