いすゞワスプ その 5 ボディーの仕上げ

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小物の方はまだ順番に塗装している最中ですが、並行してボディーも塗装します。

色はこのように、ちょっと緑が入ったグレーにしました。

サフの色とあんまり差がないようにも見えますが、地味狙いです。

クリアーは吹いていますが、研ぎ出しはしません。

今回は使い込んだ商用車ってことで、最初は半つや消しのクリアーなしで仕上げようと思ったんですが、やってみたらさすがにしょぼすぎてOKにはできず、結局これに落ち着きました。

作り始めた時はベレットベースの改造作品ってところに価値があると思ってましたが、小物をやり始めたらそっちの方がメインになっちゃって、このトラックはその引き立て役に回っているような気もします。

 

こんな風に並べて完成した場合、見る人の多くは車が何かなんて気にしないでしょう。

ああ、ちょっともったいないことしたなあと思わないでもないけど、まあしょうがない。

上の写真では写っていなかった電気釜も塗装しました。

ちなみにボタンは三つあって、左から「切」「保温」「炊飯」のようです。

今の炊飯器から見れば単純ですが、「はじめチョロチョロ中パッパ」の時代から見れば大進歩でした。

ちなみに昭和40年ごろと言えば、都市部にはすでに都市ガスが十分普及していたと思うのですが、農村ではまだプロパン(LP)ガスが完全には行き渡っていなかったと思われます。

となるとご飯を炊くのに「竈(かまど)」を使っていた家もそれなりにあったのではないか。そういう家にとって、電気炊飯器は革命的な商品だったんですね。

窓枠の塗装です。

マスキングは毎回 対象の様子を見ながら、なるべく楽で、しかも失敗しにくい方法を考えてますが、今回はマスキングテープとマスキングゾルの組み合わせでやりました。

内装はベレットGTのまま。

今回はこういう所は気にしません。

ここから先はチマチマした作業 が続きます。

まずはランプ類。適当なジャンクを削って作ります。

周囲のメッキモールは洋白線を利用。本来の構造から見れば変なんですが、イメージ優先です。

フロントはこんな感じ。
リアはこうです。

車ができたので、後はフィギュアのみ。

男性の方はこんな感じ。

イメージはヴィレッジ・シンガーズ(昭和40年代前半に活躍したグループ・サウンズ)のメンバーにいそうな人。

女性はこんな感じ。

ポイントは、あんまり服のセンスが良くないこと。

まるでカーテン地のようなスカートを、描きこんでみました。

というわけで出来ました 。8月からスタートし、気が付けばもう師走。今回は「改造」+「小物自作」+「フィギュア」だったんで時間がかかったのは仕方ないけど、もうちょっと何とかならんものかと・・・。

次はさらっと素組で行くぞと誓いながらも、そうなったためしがほとんどないのが”性”ってやつでしょうか。

完成写真はこちらです。

いすゞワスプ その  5 ボディーの仕上げ

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