ポルシェ934を935に改造

前期型で良かったね

いわゆるシルエットフォーミュラと言われるジャンルの車は魅力的です。もとは市販車でありながら大きくいじることでまさにスーパーマシーンに変身する。その違和感というべきか、非日常感がいいんでしょうか。

タミヤの934はとても魅力的なプラモでした。だがそのまんま作ってもただの934です。資料を集めてディテールを作りこんでも、あまり大向こうをうならせることはできない。そこで考えたのが934をシルエットフォーミュラにしてしまう方向です。

ポルシェ935-76と言えば、その後タミヤからラジコン、あるいはキットで出ているモデルが有名ですが、これは76年の後期型と考えられます。私の作ったものは前期型、あるいは76年のごく初期に使われたものと言ったほうがよいかもの知れません。

どちらを作ろうかと迷いましたが、後期型はフロントがのっぺりしていてあまり好きではなかったこと、また後期型は934キットのタイヤを使った場合、バランスが取れないことから(シルエットフォーミュラの後輪は、934とはサイズがまったく違っている)、前期型にすることにしました。

右上の写真(出典は不明)は実車ですが、ホイールハウスの張り出し、ボリュームは私の作品よりはるかに大きいことがわかります。まあ、このあたりは笑って見逃してください。

 

資料はあまりそろっていませんでしたが、大きなリアウイングはプラ板とパテで自作、文字類はやはりカッティングシートからの切り出しです。

完成後程なくタミヤから935が出て、私の努力は水泡に帰してしまいましたが、前期型であったのがせめてもの慰めです。