9.簡単スタジオを作る
 

最近はさらに工夫を加え、こんな道具を使って写真を撮ることが多いです。

四本の脚はたためるようになっていて、撮りたい時にさっと取り出して組み立てられます。

セッティングが決まるまでの時間は短いに越したことはありませんので。

ではセッティングを色々変えて撮った何枚かの写真を見てみましょう。どれが良いと言うより、何が伝わるかを感じてください。
こちらは比較的平坦な仕上がり。

言い換えれば全体に抑揚がなく、スーパーシルエットのゴツゴツした感じが伝わっていないと感じました。

 

上の不満を修正すべく、立体感が出るようにセッティングしたものです。

大きな欠点はないように思えます。

上からの光を強調して、よりコントラストを強めたセッティングです。

外に置いて撮ったように見えなくもない。

つまり、実車感が増している感じがします。

 

最後は、 下のようなセッティング(トヨタ2000GTが入っている)で撮った写真です。

 

すごくわざとらしい感じがして、決して好きはないんですが、この車がどんな形をしているかが良くわかります。

同じセッティングで撮ったF40です。


そしてこちらが作品紹介ページで使っている写真。上の方が「凝った」感じはしますが、やはりいかにも「セッティングしました」というCGっぽい佇まいにまだ馴染めず、今のところ作品紹介ページでは下の写真を採用してしまいます。

何が「良い写真」なのか…。これには好みもありますし、正解はないのだと思います。それでも色々やりながら技術を磨き、自分が撮りたい”絵”をいつでも撮れるようになりたいと思っています。