2.自分勝手なWeb構築論・・・好きなこと言ってもよかですか?

2024年1月確認済

以下の記事を書いたのはかなり前のこと。自分でホームページを作り、掲示板を設定し、特定の人とはメールでやり取りすることをイメージしていますが、その後ブログやSNSなどのコミュニケーション手段が一般的になると、さすがに「古いなあ」と感じます。

でもネットのコミュニケーションの基本は同じでしょうから、次のページも含め、このままにしておきます。

 
 つたない経験から言えば・・・
会社に勤めていると、色々な企業のホームページを眺める必要に迫られます。目的はその会社の事業内容を調べたり、新製品の情報を知ることなどです。楽しみでやっているわけではないので、目的を達したらさっさと帰ってきます。

そのような中で困ってしまうのは、

○目的の情報が探せないサイト
○快適に動かないサイト
○更新がほとんどなされておらず、情報が古すぎるサイト
○なかなか内容が理解しにくいサイト
○最近どこが更新されたのか、わからないサイト

です。

個人の趣味のサイトは評価のものさしが違いますが、私の場合、仕事での経験がどうしてもサイトの好みの基準になりますし、自分のサイトもそうありたいと願っています。

 私の考え、及び実行していること
これを踏まえ、「私が気にしている要素」及び「私のサイトでの対応」は以下の通りです。最近は簡便なブログを立ち上げる人が多くなっていますが、その場合でもここで主張していることは大きく外れてはいないだろうと思っています。

初めてやってきた人でも、ここが何のサイトなのかが一発でわかること
ご存じのように私のサイトはカーモデル中心の模型サイトです。それがトップページで一発で伝わる方がいい・・・。私の場合は簡単な説明文と、いくつかの画像で表そうとしています。

●サイトの目的、方針が明らかなこと
現在の状態は良いとして、これからサイトがどこに向かおうとしているのかを明らかにすることは、ファンを集めるために必要なことだと思います。私の場合は「サイトの方針」でそれを匂わせています。

タイトルはサイト内容を簡潔に示していること
タイトルだけで何のサイトかをイメージできることが重要です(「モケデンのびゅんびゅん道場」でもいいんですが、それだけでは何のことやら・・。)

特に相互リンクなどでは、リンク先のサイトにバナーが貼り付けられることを考えれば、おわかりでしょう。「模型電動士」というサイト名は、いくつか案を考えてやっと決めました。
 ・模型に関するサイトであること
 ・モーターライズやRCカーもコンテンツの一つであること
 ・電動→伝道→模型の楽しさを伝える、と思ってもらえること
 ・「士」は個人運営のサイトであること
が伝わればと思っています。

「ハンドル(ハンドルネーム)」も「模型電動士」であります。あちこちの相互リンクさんの掲示板を訪問するとき、「ハンドル」と「サイト名」が一致していると相手もまごつかず何かと調子がいい。この便利さは後から気付きました。

どんなメニューがあるか、わかりやすいこと
サイトの中身を短時間で把握していただくため、ガイドにあたる初めての方へ」を用意しました。
サイトマップを設けるのも良いでしょう。
ただ、出来るなら、トップページからスムーズに各ページに入っていけるようデザインすることが親切だと考えています。

サイトを運営している人のイメージがわくこと
本名、住所までは知らせないものの、Webマスターのプロファイリングができる程度の情報提供はあった方が親しみが持てるでしょう。その意味で、自己紹介のページは用意してもいいと思います。顔写真も途中から入れました。
また私の場合、トップページで子供時代の写真がお出迎えという、裏技もついています。

再訪問者に対し、「あれから変わったところはここ」であることがわかること
更新履歴、あるいは最終更新日は非常〜に重要な情報と考え、目立つところに置いています。また、更新と連動してトップページの画像を差し替えています。

更新頻度が頻繁なこと
その方が常連さんも楽しみが増えます。と言っても、毎週のように作品を完成できないわけですから、「こだわり道場」なる模型以外の更新ネタを入れています。

サイトの色使い・デザインは控えめが好き
模型サイトで重要な「伝達物」は、言うまでもなく作品画像。これを引き立たせるためには、サイト全体のデザインは控えめの方が良いのでは? と考えました。私のサイトも公開時はパステル系の色を多用したカラフルなものだったのですが、全面的に改装しました。

●生まれて間もないサイトの場合、カウンタの近くにスタート日時があった方が親切かな
個人のホームページにはほとんどカウンタがあります。カウンタは見られているかどうかの指標ですから、その数が多ければ「もしかしたらよいサイトかもしれない」と思うわけです。
その数が10万レベルであれば、いつ開設したかはもうどうでも良いでしょう。でもそれが3万以下、さらに下がって5000,1万であれば、開設時期は重要になりますね。

 フレーム表示や動画GIF、フラッシュ、あるいはデザインについて
よくホームページに見られる「フレーム表示」は行っていません。その理由は、三つあります。

@主画面が小さくなるのは好みではない
左に幅の狭いフレームがあると、右のメインのフレームが小さくなります。また、写真の大きさにも制限が出ます。フレームはデザイン的に「らしく」なるので、これはまあ作る人の好みではありますが、フレームを使わなくても、うまくナビゲーションを作ってやれば訪問者が迷子になることはないはずです。

Aページのアドレスを直接お教えにくくなる
他の人に「このページを見てください」とお伝えするときに、フレーム表示はやりにくいことは確かです。

Bロボット検索に引っかかった時、一つのフレーム内だけが表示される場合がある。
その時ナビゲーションがきちんととれていないと、他のページに移れなくなる。 

なお、動画GIF、フラッシュなどは全く使っていません。まだ勉強不足の面もありますが、これらは表示が重くなるので、多様はしない方がいい・・・・と考えています。もちろん模型の動きを伝えたいときは必須ですが。

そもそもサイトのデザインについてですが、私は、

「サイトの情報や模型写真は・・・料理」、「サイトのデザインは・・・器(うつわ)」

と考えています。食事を楽しむためには、まず料理の味が良くなくてはなりません。器はその料理のおいしさを引き立て、食事を魅力的なものにしてくれます。

すばらしいデザインのサイトに出会う時があります。そんなサイトは美しい作品をさらにいっそう引き立てています。それは認めます。
でも模型サイトの中心は「作品」、「情報内容」です。見せるべきなのは、「ホームページのテクニック」ではなく「作品と撮影のテクニック」のはずです。

 あまり気にしないで下さいね

異論・反論もあるかと思います。皆さんはご自分でサーフィンしたり、本を読んだりして「良いサイトは何か」の結論を出してください。私も日々勉強中です。