ランボルギーニ ムルシエラゴ R-SV 2011 GT1 Zolderの制作 その1 下ごしらえ

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(2025/05/26)

静岡の展示会が終わりました

静岡には新作オンリーで参加するのを自分の縛りにしています。だから持って行く完成品はこの一年間の成果。それが終わった今は一年後を見据えた制作計画を立てているところです。

1.まず「GARAGE24」の「お題」をどこかに入れなければいけません。「お題」は静岡で発表されていますが、手持ちのストックの中には使えそうなキットがなかったので、車種選定とキット確保に少々時間がかかりそうです。

2.「お付き合いの中」でやろうと思っているネタもあります。こっちは車以外ですが、地元の模型仲間が主催する展示会に私なりの協力をしたい・・・そんな気持ちから何点か工作するつもりです。

3.後は「いただき物」かな。仲間からもらったキットにはできるだけ早く取り掛かりたいと思ってます。

これら の共通点は自分じゃまず選ぶことのないネタにチャレンジできることです。自分で選ぶとどうしても好きな分野、得意な分野に偏ってしまう。でもそればかりでは進化はゆっくり。ネタが半強制的に降りてくると戸惑うことも多いですが進化のスピードは早まります。

 

今回作るのはアオシマの「ランボルギーニ ムルシエラゴ R-SV 2011 GT1 Zolder」。

こちらは松本の展示会で長野の仲間※からいただきました。

(※こんな高いキット、何でくれたのか今度会ったら聞いてみます。それまでお名前は非公開)

私の普段のキット選定のクセですが、今は絶版になっているような古いキットを選ぶことが多いです。それらは総じて出来が良いとは言えず、そのままでは残念な仕上がりになる場合がほとんど。

でも手を加えれば唯一無二の完成品になる可能性もある。簡単ではありませんがそこが腕の見せ所です。

一方最新キットはるかに進化していますから、説明書の指示通りに素組みするだけで素晴らしい完成品になる場合が多い。そういう工作にも魅力はあります。

今回のムルシエラゴは2014年発売ですから後者。工夫する余地は少ないものの、丁寧に作ればいつもより高い完成度になるかもしれない。

今回はそれを願って完全素組みで仕上げていきたいと思います。

素組みと言っても楽ではありません。パーツ数も多い。

それよりも一番大変そうなのはカーボンデカールかなと思いました。実車はオールカーボンなのであらゆるところがカーボン仕上げ。

そこでまず室内からかかることにし、ご覧のように貼ってみました。

カーボンデカールは4種ほど使い、複雑な部分はパッチワークしながら作業してここまで持って行きましたが、あらためて説明書や資料を確認したところ・・・、

 

やり過ぎた。

本物はこんな感じでした。3〜4日無駄にした。

ちゃんと説明書を読んでから作業しろよ。

こっち側は大丈夫・・・だと思う。
ダッシュボードなどはデカールをかなり細かく切ってパッチワークしないと上手く貼れません。

とにかく焦らず丁寧に作業していきました。

そんな苦労もボディーをかぶせるとほとんどわからなくなってしまうような気がしますが。
室内に比べ、このあたりは比較的楽。
スポイラーも先行して作業しました。
どうせやるならってことでラムパイプ(ファンネル)にも貼ってみました。

かなり辛かったです。

エンジンルームは全くの素組みです。
でもそれなりにいい感じになっているようです。

今のところの印象ですが、作っていてものすごくワクワクしてはいません。結構苦労しているのに完成したら大したことなかったらどうしよう・・・って不安があるんです。

ぜひ素晴らしい仕上がりになって欲しい。頼むぜアオシマ。

(2025/06/03)

シャーシの方、先に出来ちゃいました。

今回は完全素組みなので、シートベルトはつけません。

それでも十分精密感はあると思う。

エンジンルームです。

配管や配線などしなくても十分なレベルだと思います。

ボディー塗装。

白→赤→黒の順に塗っていきます。マスキングはそれほど面倒ではありませんでした。

塗装を終え、各パーツを仮り組みしてみました。
何と言うか・・・、車と言うより建機かソフトスキン(※)のプラモデルを作っているような感覚です。

※ 装甲のない軍用車両

室内の見え方はこんな感じ。
エンジンもこんな感じ。悪くない。

ランボルギーニ ムルシエラゴ R-SV 2011 GT1 Zolderの制作 その1 下ごしらえ

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