12.画像圧縮について
以下はデジカメで撮った画像の加工や圧縮についての留意点です。撮った際のもと画像は大きなサイズでも、これをWEBで見せたり自分のサイトにアップする際は画像を一定のサイズに小さくしなければなりません。その際なるべくきれいなまま小さくするコツを書きました。

ちょっと説明が難しいかもしれませんが、興味のある方はご覧ください。

 

JPEG形式の画像は、他の方式よりもファイルサイズが小さく保存できるので便利ですが、

・圧縮時にブロック単位で変換を行うので、圧縮率を上げるとブロックの境界にブロックノイズが生じる。
・やはり圧縮時に輪郭部分や色の変化の激しい部分で画像が乱れるモスキートノイズが生じる。
・保存を繰り返す度に劣化してしまう。

という欠点があります。

そのため画質を優先するプロのカメラマンなどはTIFF、Photoshop、RAWなど、劣化の少ない方式で保存をし、どうしても必要な時に一回だけJPEG形式に加工するのが一般的です。

とは言っても一般のデジカメではJPEG形式でしか保存できませんので(一眼などではRAW形式などで保存できるものもあるが)、 画像をなるべく劣化させないためには、

・加工回数を少なくする
・あまり圧縮しない

ことが良いと思います。

特に赤い色は他よりも劣化が目立つので、赤い車と青い車では、私も圧縮率を変えています。

このサイトは使用容量に応じてお金を払って維持しているので、できれば画像は高圧縮で保存したいところですが、画像が汚くなっては伝えたいものが伝わらなくなってしまいますので、最近は画像を軽くすることは半分あきらめています。

以下、圧縮率とファイルサイズを変えた画像を紹介します。

 

まず、圧縮しても比較的画質が保たれる青で見てみます。

100%で216KB

70%で49KB。

ここまで軽くしても使えます。

では次に問題の赤を比べてみます。

100%で222KB

95%で107KB。

私は最近はこの圧縮率を使います。

この先は、90% (76KB)では劣化がわかるようになり、80%(55KB)ではもうダメだなと感じられます。

 

右は70%(47KB)。

さらに劣化し、全く使えないことがわかります。

再度100%のものを置いてみます。

上と比べてみてください。

と言うことで、私の場合はデジカメで撮った元画像をソフトで調整した後、

・目的のサイズに一回で縮小する
・赤の場合は95%程度にする

ことでノイズを目立たないようにしています。赤は青に比べて倍くらいの重さになりますが、これはあきらめるしかないかなと思っています。